大人の恋をしたくなる「オーメンズ・オブ・ラブ」ってどんな曲、演奏のコツは?

待ってました「オーメンズ・オブ・ラブ」です!

「ラブ」とあるうに、バラード系の恋の悲しみ、心を包み込むような曲…ではありません。

 

全体的にハイテンポで明るい感じです。

原曲は、吹奏楽の経験がある方は、多分知っている「宝島」で有名なT-squareさんが1985年6月21日にシングル曲としてリリースしています。

 

オーメンズ・オブ・ラブで演奏される曲は、真島俊夫氏が編曲(アレンジ)したのが広く知れ渡っています。

 

この曲を聴いて感じた背景は、「バブル期の30代男女の恋」です。

1985年、そう世の中は、まだバブル期真っ只中!スナックでは、一晩で100万円使ったり、好みの女性にタクシー代として1万円渡したり、お立ち台でランバダの曲にのって踊ったり、いわゆる華美な世界でした。



その時代に作曲されたオーメンズ・オブ・ラブですから、「明るい、楽しい、甘い恋」という超ポジティブなイメージが浮かんでくると思います。

 

吹奏楽で演奏するコツとしては、冒頭から最後まで明るく演奏するだけでなく、甘い恋を演出するために、音の強弱、各楽器の音程やバランスが大事になります。

 

吹き方としては、一音一音の音価は大事ですが、すべてクラシック曲のように吹くと、「ベター」っとなって、メリハリなくドロドロした恋のイメージになりやすいので、スタッカートまではいかないが、1音の長さを短くする奏法も必要になってくる。(全てではないが)

 

この辺は、各バンドで話し合って、どのような雰囲気で吹くのか、演奏方法について確認して演奏に取り組むといいでしょう。

 

この曲を聴くと、「恋をするっていいなぁ」「あの頃が懐かしい」こんな感情が出てくる・・・かも。