中島みゆきの「糸」のエピソードと演奏するコツとは?

2024年3月、ファミリーバンド福岡の新年度に向け取り組む曲として「糸」があります。

「糸」は、国民的フォークシンガーの中島みゆきさんが歌詞・作曲をした曲として有名で、非常に多くの人に愛されています。

 

この「糸」ですが、中島みゆきさんは、公式に作曲したときのエピソードを語った記録がありません。残念ですね。。。

 

ただ、「糸」に限らず、中島みゆきさんの曲の大半は、人間関係や社会問題、生と死について作られた曲が目立ちます。

 

その中で「糸」は、人間関係や愛情について深く描かれているのが特徴で、吹奏楽で演奏するときのコツとしては、この背景を想いながら演奏することが求められます。

 

とくに、音の強弱やクレッシェンド、デクレッシェンドが細かにあるので、ゆるやかなテンポではありますが、1小節だけでも高い表現力が必要となるでしょう。

 

ちなみに、「糸」は1975年にリリースされた曲です。意外と古い曲なのですが、半世紀以上に渡り人々に好まれる曲ということは、それだけ心に響く曲だと言えます。

 

また、「糸」は多くのアーティストにカバーされており、「石川さゆり」「鬼束ちひろ」「斉藤和義」「桑田圭祐」「小柳ゆき」「杏子(ANZU)」「西野カナ」などいます。

 

個性があるアーティストに歌われているのが特徴で、その数だけ曲の表現が異なるのでしょうね。



 

ということは、同じ「糸」の楽譜でも、演奏する楽団により表現は十人十色、その楽団の「色」が見えそうですね。

 

ファミリーバンド福岡が演奏する「糸」、どんな「色」になるのか、ぜひ生で聴きに来てくださいね。